私が面接に来たのは8年前のこと。当時はまだSTEPという名前ではなかったなかった頃です。平成17年の4月1日。この日が私の再スタート地点。生涯忘れられない日です。
トラックの運転手をして普通に暮らしていた私ですが、交通事故がきっかけで仕事を辞めなくてはならなくなってしまいました。もらい事故でしたが相手は逃げてしまい、当時勤めていた会社は自己責任とかいって何の補償も面倒もみてくれない。それ以来何をやっても上手くいかず、家族とも別居するようになり、文字通り身も心もボロボロでした。
面接に来た時、所持金は千円以下、荷物はバックひとつ。身内からの信用も失った状態で、たどり着いたのが新聞業界。まったくの未経験。正直、仕事の内容なんてどうでも良かった。とにかく仕事がしたかった。待遇なんて「雨風しのげれば」それで良かった。人に後ろ指さされる様なことでなければ何でもやってやる!そんな気持ちでした。
それだけ気合いが入っていれば、必ず採用してくれる会社がある。「腹くくってやれるか?どうか?」で二つ返事で採用されるから大丈夫。そういわれて向かったのが現在勤めているK店。
ところが、そこで待っていたのは二つ返事で採用してくれるはずの所長ではなく、鬼の店長…。例えるなら、新撰組の鬼の副長「土方歳三」タイプの店長でしたね。約2時間の面接の後、やっと採用?となったものの「あと30分、外に行ってもう一回考えてきなさい」といわれました。自分は「いってる意味がわかりません」「やると言ったらやります」と答えましたがしばらく押し問答の末、やっと採用。
「悔しかった」し「情けなかった」。「今に見てろよ」と正直思いました。思い起こせば、当時の自分はパンチパーマ。女房子供を置いて田舎から逃げてきたハンパ者と思われ、根性試しをされたような気もします。
その鬼店長は現在では独立して社長になりましたが今でも交流があり、自分の事を「菊リン(ビーバップハイスクールの)」と呼んでいます(苦笑)その面接のおかげでテンションはMAX。そこからは無我夢中でした。やってやる!そんな気持ちでした。
一番稼いだ月は、月収58万円。だいたい月の平均は40万くらいですかね。所長が留守の時は全権を委任されている立場ですから、責任は重大です。
数年前、人出が足りなくて苦労したことがありました。怪我人やら何やらで人手不足。一番きつかったのはその時でしたね。自分が3区域(3人分)の配達をやりました。約1,200軒分。死ぬかと思いましたよ。でもね、格好つける訳じゃないですが社員にそんなことをさせる訳にはいかない。だから自分がヤルしかない。これから独立を目指すにはそのくらいの覚悟がなければいけない!と同時に、だからというわけではないけど社員を大事にしなきゃいけない。そんな風に勉強させてもらってます。
目標は2年をメドに独立!あまり口に出してはいわなかったけれど、ここまで来たら「一国一城の主」になりたい。そのために頑張って来た。そしてこれからも頑張ります!
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