9月1日といえば、防災の日。
大正12年9月1日の正午少し前に発生し、10万人以上の死者・
行方不明者を出した〈関東大震災〉の日です。
そして、多くの学校では新学期の日でもあります。
先日新聞で読んで知ったのですが、9月1日は、1年の中で子どもの
自殺者数が最も多いのだそうです。なんと、他の日の2.6倍だとか…。
長い夏休み明けの新学期が始まる日は、ただでさえ学校になんか
行きたくないのに、いじめやその他の理由で悩める子どもたちに
とっては、〈永遠にやって来ないで欲しい日〉に違いないでしょう。
最近「行かないという選択肢を知ってほしい」と訴える人の話を
読みました。小2の時から不登校になり、約10年間引きこもって、
現在は大学生で社長、という人です。
その人は「学校が全てではないし、死ぬくらいなら行かなくていい」
と言います。
でも多くの子供にとっては、本当に『学校が人生のすべて』なんです
よね。私もそうでしたが。
あとで振り返れば「ずいぶん狭い世界にいたんだな」と思えるのです
けど。
身近に、学校以外の世界を教えてくれる誰かがいれば、救われる子供
も多いのでしょうね。
どうか、そんな子たちが自分の居場所を見つけられますように。
STEPスタッフ